日蓮宗では、お坊さんになるために、誰もが入らなくてはならない修行の場があります。身延山に開設される信行道場です。

 五月から六月末までの三十五日間、私は信行道場で修行僧の指導に当たってきました。ここを修了すれば日蓮宗の僧侶として巣立っていくのです。あれも伝えたい、これも身につけて欲しいとの思いは高まるばかりです。ひと月余りという期間は余りにも短いと感じました。

 それにつけても

 二十八宿は元々古代中国で発展した東洋占星術のひとつで天球の黄道上にある二十八の星座を使って吉凶判断をするものです。発掘された高松塚古墳の天井にも二十八宿の図が描かれており、目にされた方もおられるでしょう。

 この二十八宿ですが、日蓮宗の暦では一つ少ない二十七宿になっています。それは二十八宿が中国からインドに伝わった時、インドでは牛は神聖視されていたため、二十八宿の一つ牛宿が日の配

 八月といえばお盆。お盆というと、ご先祖様が帰ってくる日というイメージが強いが、元々は「盂蘭盆(うらぼん)」といい梵語のウランバーナ(逆さづりの苦しみ)の音写と言われる。

 苦しみとは餓鬼道の苦しみのこと。その昔お釈迦様の十大弟子の一人である木蓮尊者の亡き母が餓鬼道に落ちて苦しんでおり、お釈迦様の助言で全ての餓鬼に供養する法要を行い救われた故事に由来する。

 お盆に