暦のあれこれ

普段目にするけどイマイチよく解らない「暦(こよみ)」について、身近な例を元に分かりやすく紹介します。

 五行説では、様々な事象や事柄を木火土金水の五行に当てはめます。

 季節で言えば、春は木、夏は火、秋は金、冬は水、そして土用と言われる各季節の終わりにある十八日間を、土に当てはめます。また、季節には五行と共に色も配当されています。春(木)は青、夏(火)は赤、秋(金)は白、冬(水)は黒そして土用(土)には黄色が配当されます。

 これに当てはめると、人の一生の中で若くエネルギ

 五行説は、世界は五つの要素、木火土金水の生み出す関係と剋する(やっつける)関係とで出来ているという説です。

 木は燃えて火を生み、火は灰となり土を、土の中からは金属が、金属が冷えると水を生じ、そして水は木を育むという互いを生み出す関係と、

 暦には「暦注」というものが示されています。暦注とはその日が吉か凶か、何をすれば良いか、何をしてはいけないのかを表したものです。今でも大安、仏滅等を見る機会は多いと思いますが、旧暦では暦注のない日はないほどで、生活の基本となっていました。

 こんな暦注の多くは古代中国で生まれた思想である「陰陽五行説」を元に発展してきたものです。

 この説は、この世は全て陰と

 明治政府は改暦にあわせて、全ての暦注を迷信として暦から削除しました。暦注とは陰陽五行説に基づいた、暦についている様々な吉凶判断です。その暦注を除いた暦を、政府は公式暦として発行していたのですが、部数はそれほど伸びませんでした。

 実は現在の海賊版の様な偽暦が多く出回っていたためです。この偽暦は発行者と住所をたくみに隠し、正体不明の為「おばけ暦」と呼ばれていました。この暦には

 明治初期の突然すぎた旧暦から新暦への改暦は、民衆の大混乱をもたらしました。地方では、新暦廃止を求めて暴動が起きた所もあり、国民もすんなりと世府の政策を受け入れられなかったのです。

 特に困ったのは農家の人達です。種まきや収穫などの目安を旧暦に頼っていた為に、新暦ではまったく見当がつかなくなってしまいました。

 その為、政府の「旧暦を廃止し新暦を奉ずべし」と