今まで暦の選日による吉凶判断をみてきましたが、昔の人々は今の私達とは比べられない程、暦の吉凶判断を気にしていました。特に平安時代の貴族の生活は、暦に支配されていたといっても過言ではありませんでした。

 当時の貴族たちの日記等の記録をみてみると、朝一番でまず暦で吉凶を知り、その日は暦に書かれている様々な細かい約束事を守るなど、吉凶判断の通り行動しなければならないとされていました。

 それ以外にも、入浴や手足の爪を切る日、出かけてはいけない日など様々な決まり事がありました。

 この時代は朝廷の儀式の日だけでなく、個人の生活のすみずみまで暦の吉凶を元に行動するようになっており、平安貴族は朝から夜まで暦の吉凶に縛られていたのです。