日蓮宗でお経と言えば、妙法蓮華経(法華経)を指す。その中でも教えの最も大事な部分である方便品の最初の部分と如来壽量品の偈文(自我偈)は僧侶でなくても唱えられる方が多い。

ところでなぜ私たちはお経を読むのだろうか。その答えも法華経にある。そこにはお経を読むことで絶大な功徳を得ることができると書かれているのだ。

だが法華経を全部読むのは大変だし、方便品と自我偈だけで良いのかと疑問も残る。日蓮聖人はこの問いに対し、方便品や自我偈は「略」唱題を「要」とし(『法華題目抄』)唱題を修行の中心にするよう説かれている。その為一般にも唱題は正行お経は助行と言われている。

少しお経を憶えると嬉しくなって、お経にばかり力が入ってしまうが、唱題はそれ以上に大切であることを胸に刻み日々の信仰に励みたい。