仏道の修行として代表的なものの一つに写経があげられる。法華経の「法師品第十」には写経等の修行により大願を成就することができる、とその功徳の大きさが説かれている。写経はお経を弘めるための手段としてだけではなくその功徳により古代から広く行われてきた。

我が国の写経の歴史は古く、奈良時代にはすでに国の事業として写経が行われており、平安時代以降は個人の祈願や先祖の供養のための写経が盛んになっていった。

写経とは単に字を写す作業ではなく、仏様の金言であるお経を写すことである。一字一字を仏様と思って心を込めて書くことが大切だ。書き進めるうち、気持ちが落ち着き心が清らかになっていくことが感じられる。

筆記具は鉛筆などでもよく、気軽に始められるので一度体験してみてはどうだろうか。