お経は難しい。特に法華経は難しいと言われ、法華経自身に「法華経は難信難解だ」と書かれているほどだ。字面を追ったり、口語訳を読むことはできても、お釈迦様が言いたかったことをどこまで自分が理解できているのかと不安になる。

 でも心配しないでいい。お釈迦様も頭で理解することよりも心から信じることの方が大事だと説かれている。

 私たちは仏の慈悲を感じ、その救いの手を信じて一心にすがることが大事なのである。それを言葉で表すと「南無妙法蓮華経」というお題目となり、これを唱えることを唱題という。

 唱題は本宗のお詣りの基本であり、日蓮聖人の教えの根幹である。法華経の深遠な内容を完全に理解できなくとも、仏様を信じ心の底から湧いてくる気持ちを込めてお題目を唱えることが肝要である。