以前、数珠の起源と功徳を本欄に書いたので、今回はその用い方を述べたい。

 通常、数珠は二重にして左手首にかける。また、合掌の際は親指と人差し指の間にかけて使う。但し、勧請・唱題・回向の時は、輪の途中に綾を作り、両手の中指の真ん中より上あたりにかけて合掌する。その時、数珠の輪を止めてある方(房が三本の方)を左に持つようにする。

 また、法要中に数珠を擦りならすのは、密教の修法や山伏修験の作法に始まったものであるため、日蓮宗では行わない。

 素材についても色々あるが『数珠功徳経』によると金・銀・赤銅・水精・真珠・珊瑚・木禦子・菩提子・蓮華子・多羅樹子・及び種々の香木があげられている。様々な種類があるが安い数珠でも良いのでまずは自分だけの数珠をもって一心にお題目を唱えることが肝要である。