山のたより

能勢家文書

「信友」の「山のお便り」欄の記事を掲載しております。

 今年は暖かい日が多いからか、当山でも例年に比べて早くから梅が咲いていた。その一方、とんでもない寒波が突然来たりと、ただ寒いだけの年よりきつく感じたように思う。

 気温もさりながら、三月は年度の終わりでもあり、来月から新生活を送るかたも多いのでは。様々な事につけ急激な変化はしんどいものだ。

 しかしお釈迦様は世は「諸行無常」だとおっしゃっている。変わることを

 二月と言えばバレンタインデー。元々のいわれは分かりませんが今となってはチョコレートを介した恋人の日といえましょうか。

 加えて近年は友チョコや自分へのご褒美チョコなども浸透してきて、とにかくチョコレートを買う日になってきているような。

 ひるがえって節分も最近は恵方巻きの宣伝ばかりで、未来の節分は巻き寿司の日になっていないか心配です。

 節分は新しい季

 お正月といえば門松を飾り、鏡餅をお供えしおせち料理を頂く。さて、これは何のためにやっているのか。

 ご存じの方も多いと思うが、これらは全て歳神様を家にお迎えしお祀りするための儀式だ。しかし、元来の意味が忘れ去られ、一体何のためにやっているのか分からない習慣も多くなってきているのでは。

 日本には素晴らしい様々なしきたりがあるが全てを行うのは難しい。それならば、まずはその

 先月まで能勢電鉄沿線でひらかれていた芸術祭のなかで、みんなの願い事を書いた連凧をみんなで空へ飛ばすというワークショップを行っていた。

 一見バラバラなみんなの願いは一本の糸で繋がっており、それを全員の手で天に届くように空高く飛ばすというのは、なんだか仏教の祈りと似ている気がした。

 凧は一本の糸だけが頼りだが、私たちの祈りにとっての糸は、法華経でありお題目

 坂本龍馬は、実は仏教思想によって「日本を洗濯」しようとしていたらしい。先日テレビでそんな番組をやっていた。

 確かに、仏教や妙見さんの熱心な信者である勝海舟の愛弟子の龍馬が仏教に深く帰依していたとしても不思議ではない。

 龍馬は仏教の平等の精神を特に重視していたようだが、その仏教の中で、誰もが例外なく平等に成仏できると説かれているのが「法華経」だ。