仏道修行のために一定区域を特定の作法によって区切ることを結界という。

結界は仏道修行の障害となるものが入ってこないように設ける。

例えば、地鎮祭を修する時、笹竹を四方に立てて縄を張りめぐらし、幣束を吊して祭壇を設けるなどするのも、

清浄な場へ魔障や不浄を近寄らせないための結界である。
 

 毎年十一月一日から翌年二月十日まで開設される日蓮宗加行所(大荒行堂)も、結界を張り外部との接触を断って、

寒壱百日間の荒行が続けられる。

今、当山の副住職と、昨年来当山で荒行準備の修行に励んでこられたアメリカ人僧侶の金井ダグラス上人が入行し、修行の最中だ。

特にダグラス上人は慣れない日本で、しかも初めての荒行入行である。魔性や病魔に侵されることなく、

二人そろって無事に成満の日を迎えることができることを心から祈る。