鬼灯 街をスクーターで駆け抜けるお坊さんを見るとお盆がやってきたと感じる。八月こそ師走という名前にしてはどうだろうか?

 さて、お盆になるとご先祖様があの世から帰ってこられるのでそのためのお供え物を色々と用意する。代表的なものがキュウリの馬とナスの牛だ。これはこの世とあの世を故人の霊魂が行き来するための乗り物で「精霊馬」という。

 作り方は簡単でキュウリとナスに足に見立てた爪楊枝などを四本刺してつくる。ご先祖様がこの世に戻ってくるときは馬で早く帰ってきて、あの世に戻るときは牛でゆっくりと戻ってもらうのだ。またお土産に持って行けるように季節の野菜や果物を一緒に御供するのも通例だ。

 私たちはご先祖様を供養し、ご先祖様もまた私たちを守ってくださる。そんなお盆の交流を大切にしていきたいものだ。