十一月一日から二月十日までの百日間、千葉にある大本山法華経寺に日蓮宗加行所が開設される。

ここでは行堂清規に随って自己の心身を鍛え、これに耐え抜く苦修錬行を日々行うため、大荒行堂とも言われている。

 その始まりは、日蓮聖人の孫弟子にあたる日像上人が京都開教にあたり、その大願成就を祈り、またどんな法難に遭おうとも耐えうる心身を養うため寒夜壱百日鎌倉の海に入って修行したことだと言われている。


 この大荒行堂では苦修錬行を行ずるだけでなく、様々な修法の口伝も伝えられる。そのため日蓮宗ではこの大荒行堂を成満して初めて修法師として任命され加持祈祷が行えるのである。


 みんながこのような修行をすることはできないが、大きな目標に向かうとき、心にお題目を唱えればどんな困難も乗り越えられる杖となるのだ。