新年を迎えて間もなく、二十四節気の寒に入る。

今年は五日から小寒に入り、二十日から立春までの間が大寒になる。

一年のうちで最も寒さが厳しいとされるこの時期、寒さに耐えて心身を鍛えることを寒行という。

武道を志す人たちや、一芸を身につけようとする人など、古くから寒行は行われている。


 本宗では、出家在家を問わず団扇太鼓を打ち、お題目を唱えながら、行脚する習慣があり、冬の風物詩ともなっている。


 これは自らの修行と同時に、お題目の功徳を、一人自分だけではなく周りの人々や諸霊にも回し向けようとの

思いから始まったものである。

 

ただ歩きお題目を唱えるだけだが、寒風の吹く中を歩くとき、

家もなく寒さに打ち震える人々を思い万人の幸せを願う仏の心に触れ、心中暖かいものを感じる。