宗祖日蓮大聖人は、承久四年(一二二二)二月一六日、今の千葉県安房小湊にお生まれになりました。

のち出家され、全ての人々の真の幸せを実現させたいと、法華経の教えを弘めるためにご一生を捧げられました。

本年は宗祖ご生誕八百年の慶年を祝う行事が宗門あげて催されています。

西暦で見れば分かりますが宗祖がご存命なら今年は満七九九歳です。なぜ八百年というのか疑問が湧きます。そ

「この紋所が目に入らぬか。ここにおわす方をどなたと心得る」

ご存知水戸黄門の決め台詞です。

その黄門様のお婆様は身延七面山の女人禁制を解かれた養珠院お万の方でお母様はやはり法華経の大信者であられた久昌院久子様です。

そのようなご縁で黄門様も法華経へのご信仰が有り、お母様が亡くなられた後、その菩提を弔う為に水戸に久昌寺というお寺を建てられ現在日蓮宗の本山として栄えています。

また新しい一年が始まりました。昨年は、お経を沢山読むことを目標にしました。法華経は八巻二十八品であり、六万九千余りの文字数です。

日蓮宗はかつて他の宗派から読経宗といわれる程に、お経を読む事を重んじました。

普段はつい読み慣れた部分ばかりをスラスラと読んでしまいますが、八巻すべてを読みますと言い回し、発音の難しいポイントがあったり、経典の圧倒的な長さと多さに嫌気がさすことも正直あ

大乗仏教の利他行を実践するためには、難しい理論ではなく、実践的な方法が求められます。

釈尊は、救いを求める人々の理解力や苦悩の現実に即して、その人にとって最も的確な助言を行いました。

この様な実践的な救済の方法を大乗仏教では「方便」といいます。方便とは、手段、手立てといった意味です。

大乗仏教では釈尊の知恵=般若を菩薩にとっての母、それに対して方便を菩薩の父とみな