彼らの問いに対する釈尊の答えが、四諦八正道です。

四諦とは、苦諦(人が生きること自体が苦である)集諦(苦が起こる原因は煩悩)滅諦(煩悩を自力で断ち切ること)道諦(煩悩を断ち切るための正しい八つの修行)のことです。

次に八正道とは、正見(正しい見解)正思惟(正しい決意)正語(正しい言葉)正行(正しい行為)正命(正しい生活)正精進(正しい努力)正念(正しい自覚)正定(正しい瞑想)を指します。

つまり守るべき戒律は守り、正しい生活を送り、正しく考え、正しく行動せよと諭しているのです。決して断食のような苦行を強いているわけではありません。

むしろ日々の生活の中で正しい行いを持続することの難しさに耐えてこそ、輪廻転生から抜け出せる人格が導かれると説いたのです。