法華経茶話

法華経ってなんだろう。仏教のなかでも日蓮宗でよく聞く法華経とは。成立の過程や簡単な内容にふれながら法華経にまつわるいろいろなお話しです。

では釈尊の教えの目的とはなんだったのでしょうか。それは輪廻転生からの解脱です。

輪廻転生とは、永遠に生死を繰り返すことです。当時のインドでは、次のように信じられていました。

現世は奴隷であっても、真面目に正しく生きていれば、来世では王族になれるかもしれない。

しかし逆に悪いことばかりしていたら来世ではゴキブリに生まれてしまうかもしれない。

だから善

ガンジス川のほとりでは、農商人が牛を使って田畑を耕し大いに財産を増やしていました。

しかしそこにバラモンがやってきて、神様に供養すると言って牛を連れて行ってしまいます。

バラモンの教えでは、人は死後、煙とともに祖霊の世界に達すると信じられていました。

そのせいなのか、バラモンたちは儀式の度に大量の生贄を捧げました。

中でも特に牛を焼いたのです。

高度経済成長によって豊かな人々が増加してくると、司祭者階級よりも農民や商人の力が大きくなっていきました。

そして彼らは、財力を蓄えるとともに、自由な発想を持つようになります。

その中から、神々とのコミュニケーションを独占しているバラモンたちに反発する知識人も登場しはじめました。

その様な知識人の一部は既存のカースト制から抜け出し、新しい教えや生き方を求めて修行する

さて今月から法華経茶話第二部に移ります。

第一部では法華経成立の背景に関しては概略的で部分のみの解説になってしまったので、第二部ではもう少し細かくみてきましょう。

まずは、釈尊御在世当時のインドの宗教事情についてです。当時のインドでは、バラモン教という宗教が中心でした。

バラモン教では人々を四つの階級(カースト制)に分けます。バラモン(司祭者)クシャトリヤ(王族)

これまで法華経が成立した背景について概観し、法華七喩について解説してきました。この法華七喩は、一仏乗(この世の全ての生物は悟りの境地に至ることができる)の教えを一般の人々にわかりやすく説くための譬え話でした。

法華経では、日常の仕事があり修行だけに身を投じることが難しい在家者であっても、永遠の真理としての釈尊を信仰することで、悟り

に至ることができると説かれて