法華経茶話

法華経ってなんだろう。仏教のなかでも日蓮宗でよく聞く法華経とは。成立の過程や簡単な内容にふれながら法華経にまつわるいろいろなお話しです。

存在のあり方の特質に関して仏教では独特の把握の仕方をしました。

その理解の原理を「縁起」といいます。

「縁起」とは、あらゆるものは他のあるものに縁って起こる(依存して現象する)という意味です。

花を例に考えてみましょう。

原因としての種子と、日光や水分などの条件がなければ花は咲きません。

原因を「因」、条件を「縁」といい、あらゆる物事は因と縁とに

まず、「空」の説明に入る前に「五蘊」と「縁起」についてお話しします。

人間は「自分」という存在は確固たる「自己」であると思っています。

古代インドではそのような「自己」を「我(アートマン)」と呼びました。

しかし、そのような「我」は存在しないという立場(無我)を主張する仏教では、執着された「我」を様々に考察し、五種類に分類しました。

それが五蘊です

大乗仏教における菩薩の修行として利他行と並んで重要視されたのが「三昧」です。三昧は、心を平静に保ち、一つの対象に精神を集中させる修行で、釈尊の時代から出家者にとって必須の修行でした。

三昧は大きく三種類に分けられます。

①空三昧(自己と自己の所有物は確固としたものではなく空であると観察する)

②無相三昧(存在するものは全て縁起としてあり、固有の現象は

大乗仏教の利他行を実践するためには、難しい理論ではなく、実践的な方法が求められます。

釈尊は、救いを求める人々の理解力や苦悩の現実に即して、その人にとって最も的確な助言を行いました。

この様な実践的な救済の方法を大乗仏教では「方便」といいます。方便とは、手段、手立てといった意味です。

大乗仏教では釈尊の知恵=般若を菩薩にとっての母、それに対して方便を菩薩の父とみな

大乗仏教における菩薩の代表的な修行の一つが六波羅蜜(ろつぱらみつ)です。

波羅蜜(はらみつ)とは、伝統的な解釈では「彼岸に渡った」という意味があります。

「彼岸」とは悟りの世界を指し、これに対して我々が住んでいる迷いの世界を「此岸」と呼びます。

つまり、六波羅蜜とは、此岸から彼岸に至るための六つの徳目という意味です。

①布施(物惜しみせずに施すこと