続いて三草二木の喩えについてみていきます。三草二木の喩えは『薬草喩品第五』に説かれる教えです。

この世界には小さな薬草、中くらいの薬草、大きな薬草大きな木、小さな木のように様々な草や木があります。そこに雲から等しく雨が降り注ぎます。その雨は小さな花にも大きな木にも、平等に降り注ぎます。その雨をうけて、どんな小さな根も茎も枝も葉も、みんな生き生きと成長するのです。降り注ぐ雨は平等ですが、小さな花は小さいなりに、大きな木は大きいなりに、その受け取る量は異なります。それでもそれぞれが自らの命を精一杯輝かせ、生き生きと成長していくのです。

そうした現実世界には個体差があっても、仏さまのお慈悲は降り注ぐ雨のように、平等に注がれるのです