さて今月から法華経茶話第二部に移ります。

第一部では法華経成立の背景に関しては概略的で部分のみの解説になってしまったので、第二部ではもう少し細かくみてきましょう。

まずは、釈尊御在世当時のインドの宗教事情についてです。当時のインドでは、バラモン教という宗教が中心でした。

バラモン教では人々を四つの階級(カースト制)に分けます。バラモン(司祭者)クシャトリヤ(王族)ヴァイシャ(一般市民)シュードラ(奴隷)です。

バラモン教といわれるくらいですから、バラモンが圧倒的な権威を持っていました。しかし、釈尊が出家した頃のインドで

は、バラモンの権威と権力に対して疑問視されるようになっていました。

高度経済成長によって、農民や商人等が力を持ち始めたのです。