高度経済成長によって豊かな人々が増加してくると、司祭者階級よりも農民や商人の力が大きくなっていきました。

そして彼らは、財力を蓄えるとともに、自由な発想を持つようになります。

その中から、神々とのコミュニケーションを独占しているバラモンたちに反発する知識人も登場しはじめました。

その様な知識人の一部は既存のカースト制から抜け出し、新しい教えや生き方を求めて修行するようになりました。

彼らのことを総称して「沙門」と呼びます。

そして有力な沙門の元には多くの弟子が集まりました。

仏教の祖である釈尊もその沙門の一人だったのです。

また、既存のカーストをひとつの「家」と考え、そこから抜け出して修行することを「出家」と呼ぶようになりました。