根本分裂が起こって以後の仏教を部派仏教と呼びますが、その頃の仏教はあくまで個人の悟りを主な目的としていました。

しかし、大衆をターゲットにしたヒンドゥー教のわかりやすい教えが広まっていく現状に対して、仏教教団から次の様な思想を主張する僧侶が現れました。

「自分一人だけが救われればいい、という考えは小さな乗り物に一人だけ乗って、自分だけが幸福になるようなものだ。

だから我々は大勢の人が乗れて幸福になれる大きな乗り物を目指す。これを大乗仏教と呼び、この教えを今後の仏教とする」

こうして大乗仏教の旗の下にこれこそが釈尊の教えであるとして、様々な経典が創作されました。法華経もこの時に創作された大乗経典のひとつです。