「有」で現れた業(カルマ)が元となって新たな業が現れます。

これが「生」です。

例えば、①嫌味を言われる(感受して不快に思う「受」)②腹が立つ(三毒の怒りの煩悩が湧き出る「愛」)③頭に血が上る(身体が反応する「有」)④言い返す(言葉となり行動がうまれる「生」)といった流れです。

そしてこの縁起の一連の流れで強くなった煩悩が弱まり、「苦」の根本である「無明」へと繋がっていきます。これが「老死」です。(生命が尽きるという意味も含みます)

さて、これまで「苦」が発生するメカニズムを説いた十二支縁起の中で、私達が日常生活で認識できる「六処」から「老死」までを説明してきました。次回以降は無意識の領域についてみていきましょう。