法話(毎月更新)

真如寺の僧侶が毎月交代で法話を書いております。何気ない日常にある法華経の教えを感じて頂ければ幸いです。

三〇年前のインド仏跡参拝旅行の写真が出て来た。

初めてのインドは、とても刺激的だった。

特に忘れられないのは、サルナート考古博物館だ。

悟りを得た釈尊が最初に教えを説かれた初転法輪の地に立てられた博物館だ。三五歳の釈尊が説法している石像が収められている。

仏教美術史上最高傑作の一つだと楽しみにしていたが博物館に入って驚いた。まったく無造作に部屋の一角に置かれていたのだ。…

暖かくなって、山ではウグイスののど自慢が盛んに行われています。

周囲を山に囲まれた能勢にいると、この鳴き声は心を和ませてくれます。

ある日、二羽のウグイスが庭に降りてきて、エサをついばんでいました。

二羽はどちらも地面をクチバシでつついて餌を探しているようです。

そして顔を上げると、どちらも何か餌を口にして、お互いに見つめ合っていました。

それを

自転車乗りにはいい季節がやって来た。

といえども、私の場合は流行りのロードバイク乗りではない。専らママチャリに、法衣姿の僧形である。

数年前から、運動不足解消のため近所の檀家さんのお参りは、自転車を使うようにしている。しかし最近この自転車僧形で出かける機会が徐々に減りつつある。

一つは檀家さんの高齢化で、毎月の月命日参り「月参り」が減ったためだ。

「これからお寺

本紙を手に取って下さったあなた。お財布の中の5円玉を取り出して、その穴を通して向こうをのぞいて見て下さい。

今、どんな情景があなたには見えていますか?

穴の直径はたった5ミリです。ですが見えている範囲は数百倍、いや数万倍の広い景色が見えているはずです。

その見方をちょっと変えれば、その穴に広い世界が凝縮されているとも考えられないでしょうか。

この道

昨年、小学5年生の男児が路上にて迷子の7歳女児を保護し、警察から感謝状が贈られたというニュースを見た。自分もこの男児のように行動したいものだと感心したところで、

「通りかかる大人は何もしなかったので自分が何とかしないといけないと思った」との男児の言葉が紹介された。

この言葉を聞いて、私はいいようもない危機感を感じずにはいられなかった。それは、このニュースの出来事が今