「ああでもない、これはどうかな?」 私が小学生の頃から通っている習字教室で中学生の男の子がつぶやいています。 どうやら学校に提出するための「書初め」をしているよ…
法話(毎月更新)
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12月の法話 苦と楽/新實 信導
今年も残り一ヶ月となった。今年は新型コロナウイルスの流行によって、世界中が混乱させられた。 日本では、4月に新型コロナウイルス対策で「緊急事態宣言」が発令され、…
12月の法話 色心不二(しきしんふに)/小林 謙照
「お父さんこれ見て!」 子どもたちが持っている袋の中を見ると、校外学習で掘ってきたさつまいもが入っています。 「やっきいも!やっきいも!」オリジナル焼き芋ソング…
11月の法話 夫婦円満の秘訣/倉橋観隆
アメリカの作家オー・ヘンリーが夫婦愛を綴った 『賢者の贈り物』という小説があります。 ある町に決して豊かではないけれど仲睦まじい若い夫婦がいました。 主人は工場…
11月の法話 法華経の修行/中沢勇輝
お経は難しいものだと思われがちである。たしかに漢文で書かれており、それこそチンプンカンプンだ。 たとえば自我偈。長い法華経の中で、最もよく読まれるお経文だが、そ…
10月の法話 寝かせて待つ/日 慧
能勢妙見山で、献稲祭という行事がありました。 今年収穫された新米を、仏祖並びに妙見様や各お堂にお供えします。 根が付いたままの稲穂をご宝前に供え、読経唱題して豊…
10月の法話 御馳走/服部憲厚
妻が妊娠した。待望の第一子。毎日飛び上がって喜ぶ私の横で、妻は出産に向けての準備に余念がない。 ある日、妻が真剣にメモ帳に何かを書き留めていたので覗いて見た。準…
7月の法話 願いと誓い、そしてご守護/日慧
「オゥ、これでボクは速く走れるようになったぞー」 興奮した様子で御守りを握りしめて、その男の子は叫びながら部屋中を走り回ったという。 能勢妙見山では、今年も四月…
7月の法話 気持ちを伝える/箕浦 渓介
馴染みの友人に対して、「きっとわかってくれるだろう」という思いから、ついつい対応が雑になってしまうことがある。 友人との連絡手段は、主にメッセージアプリを利用す…
6月の法話 五十肩/新實 信導
右肩が痛い。朝、起きてからも違和感がある。 顔を洗い歯磨きをしていると、肩がづきづきと痛むようである。 軽いものを持っても痛みを感じ始め、徐々に痛みがましている…