「光陰矢の如し」といいますが今年も早十一月に入りました。 「年を取るほど日が経つのが早い」あなたもよく口にされませんか? 実はこの思いにはちゃんとした裏付けがあ…
寺報「信友」
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11月の法話 『白厚綿小袖』/服部憲厚
「すゑひろがりず」を御存じだろうか。 狂言風のスタイルで、最近人気の漫才師である。 現代語やカタカナ語を、あたかもそれらしい古語に変換して笑いを誘う。 例えば、…
コラム 十二支縁起⑤
「有」で現れた業(カルマ)が元となって新たな業が現れます。 これが「生」です。 例えば、①嫌味を言われる(感受して不快に思う「受」)②腹が立つ(三毒の怒りの煩悩…
10月の法話 二匹の猿の王/日慧
ある山に二頭の猿の王がおり、ともに五百の猿を配下にしていたという。 ある日一方の猿王が配下の猿どもを引き連れて人里近くの村に遊びに来た。村はずれの大木に、美味し…
10月の法話 「私たちは釈尊の愛子」/相川大輔
最近よく目にするのは、「誰それがこんな事をした、あんな事を言った、けしからん」といった、ネット社会の産物といえる、いわゆる「炎上ニュース」だ。 確かに、いじめ問…
コラム 十二支縁起④
「愛」が何度も繰り返し起こることで、対象に、より強く執着するようになります。これが「取」です。 「取」の種類として、①欲取(欲望の対象への執着)②見取(誤った見…
9月の法話 バジル/新實 信導
昨年の夏のことである。 種から植えたバジルがたくさんの芽を出し、葉も大きくなってきた。 もうそろそろ収穫時期かなと思い、庭のバジルを見にいってみると、無惨な状態…