とあるマナー講習での一幕。玄関先で手土産を渡す際のことです。 若い受講生が「つまらぬ物ですが」といいながら手土産を渡しました。それをみていた講師はそれまでの…
法話(毎月更新)
続きを読む
10月の法話 豊かな心の実り/植田観龍
田んぼの稲穂は黄金に色づき、畑には様々な作物が収穫の時を迎えます。自然界全体が豊かさを分け与えてくれているように感じられます。この光景を前にすると、私たちは自…
9月の法話 糠漬けの妙味/服部憲厚
糠漬(ぬかづ)けを始めて三年になる。きっかけは、昔食べた祖母の味。また食べたいと思い立った三年前の春、糠床作りからはじめてみた。 以来、マイ糠床のかき混ぜは…
8月の法話 身体が大事/相川大輔
「記号接地(きごうせっち)」という言葉を聞いたことがありますか? 記号接地とは「言葉などの記号を理解するためには現実世界の様々な情報を身体的な感覚を通して受…
7月の法話 水に映る月と私達の心/桑木 信弘
お寺の周囲の棚田に水が入りました。 山あいに連なる田んぼが静かに水を湛え、空や山を映しています。 周囲は、風に揺れる木々の枝、互いに擦れ合う葉の音。その自…
6月の法話 『親ガチャ』 / 渋谷拓矢
近年よく親ガチャという言葉を耳にする。「親ガチャ」とは、子どもにとって親を選べないこと、つまり親がどのような家庭環境や性格を持つかは運任せであることをガチャガ…
5月の法話 こどもの日/箕浦溪介
爽やかな風薫る5月。カレンダーには休日を示す赤い文字が並びます。子供の頃はなぜかウキウキした気持ちになった気がします。特に5月5日の「こどもの日」は特別です。…
4月の法話 精神(こころ)の荒廃/新實信導
近年の豪雨は、河川の氾濫による浸水や山の崩落による道路や鉄道の寸断をおこす。その被害は甚大である。雨が降ると大雨にならないか気が気ではない。自然災害は自分で回…
3月の法話 ダイバの成仏/倉橋観隆
釈尊の時代のお話です。釈尊の出家前のお名前はシッダルダでした。その父方のいとこにダイバという男がいました。どちらも一国の王子であり、文武に優れ加えて共にイケメ…
2月の法話 心機一転/石原崇広
以前、妙見山で耳のご不自由な方が道を尋ねてこられました。私は、境内地図を身振り手振りでご案内しましたが、後で振り返るともっと出来たことがあったと思えてきました…