お詣りするとき手にかける仏具で、お題目を唱えるときなどに欠かせないものである。 もとはインドのバラモン教で呪文や陀羅尼を唱えるとき数を数えるための道具として…
仏教まめ辞典
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コラム 道具(どうぐ)
大工道具、家財道具など、器具の総称をいい、日常生活で広く使われる言葉だ。広辞苑に「仏道修行の用具。仏具」とあるように、もとは仏教用語で『仏道修行に具(そな)え…
コラム 知識(ちしき)
本来は仏教語で、サンスクリット語の友人を意味するミトラの漢訳語である。漢語の「知識」には友人・知人という意味があったのでミトラの訳語としたのだが、元々「知識」…
コラム 一蓮托生(いちれんたくしょう)
古い時代劇。追い詰められた悪党の決まり文句が「こうなりゃあ一蓮托生だ。みんな揃って冥土へ……」。 一般には、最後まで運命を共にすることをいい、多くは悪いこと…
コラム 中元(ちゅうげん)
七月初めからお盆にかけて、お世話になった人に感謝の気持ちを込めてする贈り物。 もともとは旧暦七月十五日のことを中元の佳節として祝った道教の習俗であった。した…
コラム 一大事(いちだいじ)
大きな事件を指す言葉で、先日の総理大臣が襲われた事件はまさに一大事であった。他に重大な事柄を指す。 この「一大事」という言葉は、仏教語としても重要な意味を持…
コラム 薄伽梵(ばがぼん)
サンスクリット語のバガバッドの主格「バガバーン」の音写で、仏の異称の一つだ。 仏には「如来の十号」といい十種の呼び名があり、法華経の中にもそれを見ることが出来る…
コラム 彼岸会(ひがんえ)
お盆とともに宗派を問わぬ仏教行事のひとつ彼岸会である。 彼岸の中日は春分・秋分の日にあたり、昼夜が同じ長さになる。これは釈尊の説かれた片寄りやとらわれのない…
コラム 投機(とうき)
辞典には、相場の変動によって生じる差益を得るために行う取引と説明があるとおり、現代では経済用として使われているが、もとは仏教用語で、機とは仏道修行をなし得る精…
コラム 善哉(ぜんざい)
辞書には「汁粉の一種。関西では、つぶし餡の汁粉。関東では、粟餅・道明寺餅・白玉餅などに濃い餡をかけたもの」などとあり、甘党の人にとっては思わずゴクリと喉を鳴らし…