さて「五蘊」や「十二支縁起」等、日常用語ではない言葉ばかりで混乱してしまったかもしれません。 でも安心してください。釈尊の言いたかったことは、たった一言に集約す…
法華経茶話
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コラム 十二支縁起⑧
最後に「名色」です。この言葉は「名」と「色」に分けて説明します。 まず「名」は名称のことで、つまり概念化された状態を指します。精神的なものと考える…
コラム 十二支縁起⑦
続いては「識」についてです。 十二縁起の「識」も五蘊の「識」と同義であり、感受したものに対してそれを認識し、区別する作用を指します。 わかりやすく説明しますね。…
コラム 十二支縁起⑥
さて今回からは日常の感覚では感知できない無意識の領域についてみていきましょう。 「無明」は、今までも説明した様に、四聖諦の理解がない状態を指す言葉であり、苦の根…
コラム 十二支縁起⑤
「有」で現れた業(カルマ)が元となって新たな業が現れます。 これが「生」です。 例えば、①嫌味を言われる(感受して不快に思う「受」)②腹が立つ(三毒の怒りの煩悩…
コラム 十二支縁起④
「愛」が何度も繰り返し起こることで、対象に、より強く執着するようになります。これが「取」です。 「取」の種類として、①欲取(欲望の対象への執着)②見取(誤った見…
コラム 十二支縁起③
「六処」(眼耳鼻舌身意)が外部情報に触れて認識が生まれることを「触」と呼びます。 そして感受された対象は、心地の良いものと悪いもの、そのどちらでもないものの三種…
コラム 十二支縁起②
さて、今回からは十二支縁起についてもう少し具体的にお話しします。 十二支縁起は以前お話しした「四聖諦」(苦集滅道)の中の「集(じつ)諦(たい)」(苦が発生する原…