コラム 結びにかえて

これまで法華経が成立した背景について概観し、法華七喩について解説してきました。この法華七喩は、一仏乗(この世の全ての生物は悟りの境地に至ることができる)の教えを…

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良医病子喩(五)

前回説明した「理の釈尊」は、法の人格化ですから姿形は見えません。これを「法身仏」と呼びます。 『寿量品』では目に見えない法身仏の釈尊が目に映る人間の釈尊の姿とな…

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良医病子喩(四)

第二に、この比喩には二人の釈尊が登場します。それは、良薬を病児たちに残したまま旅に出て、その旅先から「死んだ」と報ずる良医の父の釈尊と、子ども達が全快したのを知…

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コラム 良医病子喩(一)

 続いて「良医病子喩」についてみていきましょう。  どんな難病も治す名医がいました。その一方彼は多くの子を持つ父親でもありました。ある日、父が旅行に行っている時…

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コラム 髻中明珠喩(二)

 この髻中明珠の喩えは『安楽行品第十四』に説かれる喩えです。この喩えに登場する転輪王は釈尊を指し、悪魔は仏道修行を妨げようとする煩悩を表しています。魔とは、善心…

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コラム 髻中明珠喩(一)

 大国の王である転輪王は小国を平定するため討伐に出向きそこで戦功をあげた部下にそれぞれの手柄に応じて様々な褒美を与えました。しかし転輪王は自分の髻の中の宝珠だけ…

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コラム 衣裏繋珠喩(二)

 宝とは「仏性」、親友は「お釈迦様」貧乏人は私達「凡夫」です。このお話では、全ての人に仏性が備わっているということに「気づく」ことの大切さを教えています。  「…

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