冷たい冬の大気。 白い息を吐きながら見上げると冬らしく煌めく星たちが澄んだ夜空に拡がっています。 周囲は米を作る棚田がある為、日照以外の余分な光を当てぬよ…
法話(毎月更新)
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1月の法話 新年を迎えて/日 慧
一年経つのがなんと早く感じることでしょう。 学生時代の友人も同じことを言ってました。 「もういくつ寝るとお正月……」 子供の頃は楽しいお正月を前にして、早くこの…
12月の法話 今日という日/箕浦渓介
「ああ、時間がない。何を書こうか。」 十一月の半ば頃、私はパソコンの前で頭を悩ませていた。というのも本原稿の締め切りが間近に迫っていたからです。 それなのに一切…
11月の法話 法華経読誦の功徳/倉橋観隆
今年のNHK大河ドラマは『鎌倉殿の十三人』が放映されています。 源頼朝が鎌倉幕府を起こし、北条氏が実権を握っていく過程が描かれています。この時代に生きられたの…
10月の法話 神(たましい)を養う/新實信導
健康診断の聴力検査で異常が出た。高音が聞こえていない。専門医で詳しく検査をしてくださいとの事。 耳鼻科で聴力を詳しく調査したところ、125~8000Hzの7…
9月の法話 コロナに負けずに/詠裡庵
ーー二年ぶりに催される祇園祭です。嬉しい限りですーー テレビをつけた時、こんな声が聞こえてきました。たしかに、お祭は心を躍らせてくれる行事です。 新型コロナの感…
8月の法話 亡骸に触れる/服部憲厚
先日、お葬式の最後のお別れの場に立ち会った。それは、お孫さんの一人の男の子が、棺に寄り添い亡きおばあちゃんの頬に触れたときのことである。父親が「こらこら!触った…
7月の法話 感応道交/相川大輔
最近、アメリカ出身の青年に仏事を教える機会があった。彼の母親は日本人だが彼自身は幼少期よりアメリカで育ち、当然アメリカ人として生きてきたので、日本語はカタコト…
6月の法話 星の光が見守っている/桑木 信弘
お寺の周囲に広がる棚田にも水が引かれて田植えの季節となりました。 周りの山の木々も緑で彩られ小鳥は囀ずり水田には空の青さと白い雲が映し出され、夜空を見上げると冬…
5月の法話 他のためは、我のため/日 慧
能勢の山道は見通しの悪いカーブが多く、特に日曜日や祝日などは車も多く、十分な注意が必要です。 かつて、長野県の山岳地帯を友人の運転で走った時のこと。 彼は二車線…