春になり寒さが和らいでくると、花粉症がきつくなる。私の症状が出始めたのが身延山在学中である。 身延山は春になり風が吹くと大量の花粉が飛んで一面に黄色い霧がかかっ…
法話(毎月更新)
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3月の法話 中道(ちゅうどう)/新實 信導
仏教行事は、インドや中国から伝わったものが多いが、春秋の彼岸会だけは日本固有の行事である。 春の彼岸は、これから日一日と昼の時間が長くなり気温も上昇してくる。…
2月の法話 モノにも心がある/倉橋観隆
パソコンお使いの方、愛機のご機嫌いかがですか? つい先日、私の片腕のパソコンが急に不調を来たし遂に壊れてしまいました。 原稿の締め切りが迫っている中、不安ながら…
1月の法話 笑う門には福来たる/日慧
新年にあたり昨年を振り返ってみると、様々な出来事が浮かんできます。 コロナに翻弄されたような一年でしたが、それでもとても楽しいことがありました。 それは誕生日を…
12月の法話 メンテナンス/新實 信導
友人二人と一緒に自転車三台で坂道を下っていた。 だんだんとスピードがあがってきたので、減速しようとハンドルのブレーキを握った。 その時であった。ブレーキの留め具…
12月の法話 釈尊成道会と父のご縁/詠裡庵
「お父さんは、お釈迦さまが成道された日に生まれたんだよ」 戦争中にこしらえたという、庭の中の菜園で種蒔きをしていた時の会話です。 成道とは、お釈迦…
11月の法話 『白厚綿小袖』/服部憲厚
「すゑひろがりず」を御存じだろうか。 狂言風のスタイルで、最近人気の漫才師である。 現代語やカタカナ語を、あたかもそれらしい古語に変換して笑いを誘う。 例えば、…
10月の法話 二匹の猿の王/日慧
ある山に二頭の猿の王がおり、ともに五百の猿を配下にしていたという。 ある日一方の猿王が配下の猿どもを引き連れて人里近くの村に遊びに来た。村はずれの大木に、美味し…
10月の法話 「私たちは釈尊の愛子」/相川大輔
最近よく目にするのは、「誰それがこんな事をした、あんな事を言った、けしからん」といった、ネット社会の産物といえる、いわゆる「炎上ニュース」だ。 確かに、いじめ問…
9月の法話 バジル/新實 信導
昨年の夏のことである。 種から植えたバジルがたくさんの芽を出し、葉も大きくなってきた。 もうそろそろ収穫時期かなと思い、庭のバジルを見にいってみると、無惨な状態…