三〇年前のインド仏跡参拝旅行の写真が出て来た。 初めてのインドは、とても刺激的だった。 特に忘れられないのは、サルナート考古博物館だ。 悟りを得た釈尊が最初に教…
法話(毎月更新)
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5月の法話 『ホーホケキョ』/詠裡庵
暖かくなって、山ではウグイスののど自慢が盛んに行われています。 周囲を山に囲まれた能勢にいると、この鳴き声は心を和ませてくれます。 ある日、二羽のウグイスが庭に…
4月の法話 名は体を表す/倉橋観隆
本紙を手に取って下さったあなた。お財布の中の5円玉を取り出して、その穴を通して向こうをのぞいて見て下さい。 今、どんな情景があなたには見えていますか? 穴の直径…
4月の法話 『自転車僧形』/服部憲厚
自転車乗りにはいい季節がやって来た。 といえども、私の場合は流行りのロードバイク乗りではない。専らママチャリに、法衣姿の僧形である。 数年前から、運動不足解消の…
3月の法話 九思一言/新實 信導
「ひとこと多い!」 大学生時代、私は、お寺にお世話になりながら大学に通っていた。そのお寺の住職からよく言われたことが冒頭の文句であった。 「日蓮聖人のお言葉に、…
3月の法話 みんなの《仏》に合掌 /相川 大輔
昨年、小学5年生の男児が路上にて迷子の7歳女児を保護し、警察から感謝状が贈られたというニュースを見た。自分もこの男児のように行動したいものだと感心したところで、…
2月の法話 宗祖御降誕八百年によせて/倉橋観隆
「この紋所が目に入らぬか。ここにおわす方をどなたと心得る」 ご存知水戸黄門の決め台詞です。 その黄門様のお婆様は身延七面山の女人禁制を解かれた養珠院お万の方でお…
2月の法話 今年も変わらぬ精進を /桑木信弘
また新しい一年が始まりました。昨年は、お経を沢山読むことを目標にしました。法華経は八巻二十八品であり、六万九千余りの文字数です。 日蓮宗はかつて他の宗派から読経…
1月の法話 目出度う! /日慧
「何でお正月にはお目出度うっていうんだろう」 何年か前ですが、初詣に連れられて来た子供が二人で話していました。 「御誕生日でもないし、別にお目出度くないのにね」…
1月の法話 新年の抱負 /箕浦 渓介
「ああでもない、これはどうかな?」 私が小学生の頃から通っている習字教室で中学生の男の子がつぶやいています。 どうやら学校に提出するための「書初め」をしているよ…