12月のお便り

 先月まで能勢電鉄沿線でひらかれていた芸術祭のなかで、みんなの願い事を書いた連凧をみんなで空へ飛ばすというワークショップを行っていた。

 一見バラバラなみんなの願いは一本の糸で繋がっており、それを全員の手で天に届くように空高く飛ばすというのは、なんだか仏教の祈りと似ている気がした。

 凧は一本の糸だけが頼りだが、私たちの祈りにとっての糸は、法華経でありお題目ではなかろうか。

 糸が切れた凧にならないよう、心にしっかりとお題目の糸を持って歩みたい。U.K