12月のお便り

 幼稚園の展覧会を見てきた。先生が物語を読み聞かせて、そこから感じたことを絵にしたのだという。

 子供達は具体的なものや場面を指示されることなく絵を書く。完成した時、改めてみんな感じ方が違う事に気付くという。正解があるのではなく様々な感じ方があると認める事が大切だ。

 仏様の慈悲も物語と似ている。みんなに平等に降り注いでいるが人により感じ方は様々である。私たちはつい優劣をつけたくなってしまうが、それぞれの個性に応じて花を咲かせ実を実らせることが大切なのだ。  U.K