12月のお便り

 パソコンに詳しかった学生時代、友人から質問を受けた。専門用語を並べて立て板に水の如く答えたが、結局私が何を言っているのかさっぱり理解してもらえず、大変困った。

 あたりまえのことだが、言葉が通じるのはお互いが単語の意味を知っているからであり一方的な専門用語では何も伝わらない

 お釈迦様や日蓮聖人は、必ず質問の内容や相手の理解度にあわせて、分かるように話をされたという。

 知っている人が偉いのではなく、どうやったら伝えられるのかを考えるのもまた仏道修行の道である。 U.K