5月のお便り

 環境保護やエコの文字を見ない日はない。環境保護というと人間が自然に一切手を触れないような印象を受けるが、人間が何もしない事が自然にとって最も良いのだろうか。

 最近多い山の土砂崩れは、人間が山に入らなくなったことによって引き起こされる事が多く、希少な生物が住むことで有名な能勢の湿地帯も人間が入らなくなったために消えようとしている。

 仏教とは共生の教えである。自分の利益ばかり考えるのは論外だが、どうすれば人と自然が共に暮らしていけるのかを探ることが大切ではないか。 U.K