5月のお便り

 地域活性化という言葉が流行っている。誰が言ったのか、地方を変えられるのは、「若者、よそ者、馬鹿者」なのだという。どんな素晴らしい場所も慣れると、良さが分からなくなるし、仮に気づいても何かを変える大変さを考えると躊躇してしまうのだろう。

 日蓮聖人は素直な心で法華経の良さに気づき、変える苦労も承知の上でなお、その素晴らしさを皆に伝えずにはおれず、そのため様々な法難に遭われた。

 五月十二日は日蓮聖人の伊豆法難のご聖日だ。聖人を偲び、素直な心と強い意志を学んでいきたい。  U.K