7月のお便り

 ある新聞のコラムで乗馬用の馬の事が書いてあった。のんびり歩く乗馬用の馬は競走馬からの転用も多く、落ちこぼれの馬と思われるかもしれない。

 だが、競走馬は速く走ることを目的に作られたため、ゆっくり走ることが苦手で、ゆっくり走れることはそれ自体が才能だという。

 私たちは何かうまくいかないと自分には才能がないと落ち込んでしまうが、才能はいろんなところにある。

 自分の才能がこれしかないと決めつけるのではなく、仏教に照らし自分のやるべきことは何かを問い直してみてはどうだろう。U.K