8月のお便り

 ゲリラ豪雨が各地で頻発している。豪雨も怖いが、それ以上に怖いのが雷だ。昔から地震雷火事親父と言われるが、ひとたび雷が落ちると被害は甚大だ。

 先日も雷で水道や電気、電話などのライフラインが全て止まってしまい、この先どうなるのかとぞっとした。

 今の世の中、日常的に自然の怖さを感じることはほとんどなく、自分の身に何か起こらないと、人間が自然の中に生かされている事もつい忘れてしまう。

 慢心の気持ちを捨てて、常に謙虚に生きることも仏道の修行だ。改めてそれを感じた雷であった。   U.K