2月のお便り

 日本人は外国人に比べて虫の声を聴き取る能力が高いそうだ。実際、脳の動きを調べて見ると、外国人は音として虫の声を聞くのに対し、日本人は言語として認識するそうだ。

 さらに最近の研究で分かってきたことは、実はこれは日本人の特性ではなく、地域や人種に関係なく、日本語(とポリネシア語)を母国語として使っている人の特性だという。

 生まれつきでなく後天的な学習によって世界の聞こえ方が変わるというのは面白い。

 私たちも仏教を学ぶことで、仏様と同じ感性を得ることができるのかもしれない。U.K