コラム 精霊(しょうりょう)

 お盆やお彼岸には、ご先祖の精霊を迎え、御供をし供養します。

 亡くなった人の霊魂、たましいを、精霊あるいは御精霊といいますが、仏ということもあります。事件もののドラマなどで、「仏の身元が分かった」などと、亡くなった人のことを仏という場面があります。

 一般的には、ご先祖など亡くなった人のことを、御精霊といったり仏さまと呼んだり区別していないのですが、実は明確な違いがあります。

 仏とは仏陀(ぶっだ)を略した言葉で、この世の真理を悟った人、たとえば釈迦牟尼仏や阿弥陀仏などをいいます。従って、ご先祖は仏ではなく精霊というべきなのでしょうが、あの世に旅立たれても仏さまのもとで仏道を修行し、必ず仏になれるということで仏と称するようになったのです。