6月のお便り

しとしとじめじめと雨が降りうっとうしい毎日が続く。しかし、梅雨を経験できるのも人生であと五十回も無いかも知れないとふと思ってからは、梅雨が急に美しく風情あるものに思えてきた。

五十回が多いか少ないかは人によるが、自分の死を自覚することで得られるものは多いように思う。今日自分が死ぬと思えばつまらない欲や何かを失う恐怖も薄くなり、自分が大切だと思う事に集中できる。

日蓮宗徒として「一生空しく過ごして万歳悔いること」がないよう、今月も頑張っていきたい。    U.K