法話(毎月更新)

真如寺の僧侶が毎月交代で法話を書いております。何気ない日常にある法華経の教えを感じて頂ければ幸いです。

本紙を手に取って下さったあなた。お財布の中の5円玉を取り出して、その穴を通して向こうをのぞいて見て下さい。

今、どんな情景があなたには見えていますか?

穴の直径はたった5ミリです。ですが見えている範囲は数百倍、いや数万倍の広い景色が見えているはずです。

その見方をちょっと変えれば、その穴に広い世界が凝縮されているとも考えられないでしょうか。

この道

昨年、小学5年生の男児が路上にて迷子の7歳女児を保護し、警察から感謝状が贈られたというニュースを見た。自分もこの男児のように行動したいものだと感心したところで、

「通りかかる大人は何もしなかったので自分が何とかしないといけないと思った」との男児の言葉が紹介された。

この言葉を聞いて、私はいいようもない危機感を感じずにはいられなかった。それは、このニュースの出来事が今

「ひとこと多い!」

大学生時代、私は、お寺にお世話になりながら大学に通っていた。そのお寺の住職からよく言われたことが冒頭の文句であった。

「日蓮聖人のお言葉に、孔子という賢人は九思一言といって、九度思って一度申す、とある。思いつきで言葉を発してはならない、よくよく考えて物を言うように。九思一言を肝に銘じて行動すること。解りましたか…。」

九思一言とは、日蓮大聖人が

また新しい一年が始まりました。昨年は、お経を沢山読むことを目標にしました。法華経は八巻二十八品であり、六万九千余りの文字数です。

日蓮宗はかつて他の宗派から読経宗といわれる程に、お経を読む事を重んじました。

普段はつい読み慣れた部分ばかりをスラスラと読んでしまいますが、八巻すべてを読みますと言い回し、発音の難しいポイントがあったり、経典の圧倒的な長さと多さに嫌気がさすことも正直あ

「この紋所が目に入らぬか。ここにおわす方をどなたと心得る」

ご存知水戸黄門の決め台詞です。

その黄門様のお婆様は身延七面山の女人禁制を解かれた養珠院お万の方でお母様はやはり法華経の大信者であられた久昌院久子様です。

そのようなご縁で黄門様も法華経へのご信仰が有り、お母様が亡くなられた後、その菩提を弔う為に水戸に久昌寺というお寺を建てられ現在日蓮宗の本山として栄えています。