コラム おみくじ(御御籤・御神籤)
初詣に行くと、「今年の運勢はどうだろうか?」と、ついおみくじを引きたくなる。
お堂にお詣りした後に、竹串の入った匣(はこ)を願い事を祈りながらよく振って、番号の付いた竹串を取り出し、その番号に対応した紙をもらう。これが一般的なおみくじの形式だが、他にも花みくじや馬みくじ、お寺によっては自動販売機のようなおみくじ機などもある。
先行きのことを知りたいのは誰もの願いで、古代の人は、この世を動かしている天の神様のお告げを戴こうと天体を観測し天文学が発達したという。そして天界に君臨する星の王様=北極星を信仰したのが妙見信仰のルーツだ。
おみくじは吉凶に一喜一憂するのではなく、凶であっても仏の助言として、人生を築くための参考として欲しい。