5月のお便り

 「井の中の蛙大海を知らず」という言葉がある。原典は『荘子』の寓話だ。狭い世界にこもり広い世界がある事を知らず、転じて見識が狭い事を言う。

 しかし日本ではこの続きが作られ「されど空の深さを知る」と続く。こうなると逆に深く物事を追求する姿勢を賞賛する意となる。

 広く深く全てを知るのが理想だが仏様でもないと難しい。ではどうすればいいだろう?

 そんな私達のために説いて下さったのが仏教だ。まず利己的な生き方を戒めて、他のために行動する事により仏様に近づいていく事ができるのだ。 U.K