仏教まめ辞典

菩提樹の木の下で悟りを開くブッダのイラスト

わたしたちが日常で使う言葉の中には、仏教に由来する言葉や諺(ことわざ)がたくさんあります。

このコラムでは、そのような言葉や諺を通して先人から伝えられてきた仏さまの「智慧」の一端に触れていただければと願っています。

仏教まめ辞典 願(がん)懸(か)け

願とは、願い望むこと、念願・願望です。

その願いを仏神に祈ることを「願を懸ける」「願掛け」などといいます。

特に仏・菩薩が必ず成しとげようと心に誓い願うことを誓願といい、法華経方便品では、仏は「一切の衆生がみな仏になり、安穏な仏の世界が実現するよう」にという旨の誓願を述べられています。

この仏の誓願は、単に言葉として述べられた

 法華経第2章「方便品」では、法華経以前に仏が説いた教えは全て方便の教えで真実ではないと明かされます。真実でなければ嘘なのかと考えてしまいますが、実は大きな違いがあるのです。

 一言で言うと、利己か利他かの違いです。

 「アイスクリーム、まだあった?」と小さな子に聞かれて、自分が食べたいから「もうないよ」とこたえるのは利己、つまり嘘です。対して、子供が食べ過ぎてお腹