「人間として一番尊いものは徳である。だから、徳を高めなくてはいかん。技術は教えることができるし、習うこともできる。けれども、徳は教えることも習うこともできない…
法話(毎月更新)
続きを読む
12月の法話 今、ここで/宮本観靖
今年も多くの書籍が話題となりましたが、その中で注目され、長く売れていた本の一つは「アドラー心理学」に関する本ではないでしょうか。 恥ずかしながら私は、アドラ…
11月の法話 思いやる心/倉橋観隆
私は兵庫県明石にある神戸刑務所で受刑者更生の一助として教誨師を務めています。収容者は現在約千八百人おり日中は工場と呼ばれる施設で作業をします。それは約二十箇所…
11月の法話 慈悲はここにある/相川大輔
先日、ジェット・リー主演の映画『海洋天堂』を観た。ジェット・リーといえばカンフーアクションの代名詞であるが、その印象からは程遠い、自閉症の息子を持つ父親という…
10月の法話 我ら衆生と皆ともに仏道を成ぜん/日慧
宇宙人が地球を侵略するという話しは、古くから小説や映画などで目にする。 圧倒的な力の差によって地球に住む私たちは侵略者に蹂躙され、為すすべもなくただ逃げ惑う…
10月の法話 明日は明日 今日は今日/詠裡庵
「明日で良いことは今日するな」などという名言(迷言?)がどこかの国にあるそうです。 思わずにやりとしたくなりますが、今の自分を見ていると、笑ってもいられません…
9月の法話 ザックの背負いかた/植田観肇
日蓮宗徒なら一度は登っておきたい山がある。総本山久遠寺の飛び地境内になっている七面山だ。先日、この七面山に登るという大義名分ができたので、前から欲しかった立派…
9月の法話 ほどほどのほど/小林謙照
暑くなってきたら食べたくなるものといえば、アイスクリーム、かき氷、シャーベットなどの氷菓子がありますね。 一口に氷菓子といっても歴史は古く約三千年前にも遡り…
8月の法話 怨親平等(おんしんびょうどう)/倉橋観隆
八月といえばお盆ですが忘れてはならないのが七十一年前に人類未曾有の大戦が終結した月でもあることです。戦争は人間を悪鬼に変える恐ろしさを持っています。しかし、そ…
8月の法話 鬼門/服部憲厚
日本では昔から家や城郭の艮(東北)の方角は百鬼の出入りする門戸「鬼門」として忌み嫌われてきた。転じて「よくないことが起こりやすい場所や時間」のことをさす。 …