「どれにしようかな、天の神様に聞いてみよう」 小さい頃、ミカンゼリーとリンゴゼリーとミルクカンを出してもらって迷ってしまった。三人姉妹の真ん中だから、いつもは二…
法話(毎月更新)
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5月の法話 茶摘み/新實信導
初春の山肌に薄桃色の模様がポツンポツンと見え隠れ、私たちの目を楽しませてくれたのがついこの前。今度は木々が新たな芽を吹き、山一面が黄緑色の絨毯に覆われ、四季の…
5月の法話 川の流れのように/森 慈徳
皆さんは、この題名を見ると美空ひばりさんの名曲を思い出すのではないでしょうか。ですが今回は歌ではなく、川に流れている水の話です。 元来、川には水が流れている…
4月の法話 仏さまと私たち/日 慧
中学校の卒業式に参列した来賓の一人が、 「職務上、この何年か毎年卒業式には出ているが、中学生が段々若くなっていくような気がしますよ」 自分が年を取っていくの…
4月の法話 満開に/植田観龍
3月に入って暖かい日が続き桜の開花が例年よりも早く、私の自坊のここ京都でも綺麗な桜を楽しむためにたくさんの方であふれています。 数日前のことです。仕事の帰り…
3月の法話 宝物/植田観肇
電車で一番多い忘れ物は傘だそうです。雨が降っていればいいのですが、出先で雨が止んだりすると、傘を持ってきたことを忘れてそのまま帰ってしまう事もよくあります。…
3月の法話 日拝みの日/小川教融
私事で恐縮だが、昨年五月より真如寺に勤めて、初めての春の彼岸を迎える。 今年の春分の日は三月二十日、この日を彼岸の中日という。その春分の日から前後一週間をお…
2月の法話 油断/新實信導
今年に入ってインフルエンザ患者が倍増しているそうだ。このインフルエンザウイルスはウイルス粒子内の核蛋白複合体の抗原性の違いからA・B・Cの三型に分けられている…
2月の法話 めぐりめぐって/森 慈徳
私が大阪能勢へ単身長崎から出てきて、今月の九日でちょうど丸一年となります。昨年の二月も現在のように寒く、早く暖かい春が巡って来ないかと、心待ちにしていました。…
1月の法話 新年を迎えて/日 慧
新年明けましておめでとうございます。 世界的な経済事情の悪化の中、先行きへの様々な不安が感じられますが、新たな年を迎えると、やはり何となく気分も改まり、今年…