「いただきます」食べ物を前にしてそう言えるとき、とても幸せなひとときです。一日の仕事を終えて、家族そろって食卓を囲む時の楽しさはまた格別なものがあり…
法話(毎月更新)
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10月の法話 ウェディングドレス/偉美理庵
この夏、爽やかなお話を聞いた。今年金婚式を迎えたMさんは、五十年間連れ添ったご主人やお孫さんまで、一族そろって信州へ親族旅行に出かけた。その途中、ご子息たちの…
10月の法話 交代/末田真啓
祖父の代から食堂を営むYさんの店は、近所に役所や警察署などもあるため、昼時ともなれば出前の電話が鳴り止まないほど商売は順調でした。ところが、支店を出すまでにな…
9月の法話 御会式(おえしき)/植田観肇
私が東京にいた頃、自称江戸っ子の友人が目を輝かせて「もうすぐ御会式、楽しみだね」と一言。 秋になると血が騒ぐのだという。 日蓮宗徒でもなく、普段話していて…
9月の法話 仕合わせ/服部憲厚
辞典で「幸せ」を引くと「仕合わせ」とも書くと出てきます。これは運命のめぐり合わせという意味で、昔の人は、良くも悪くも運命のめぐり合わせを「仕合わせ」と呼んだそ…
8月の法話 田の実~頼み/新實信導
昔から八月朔日(一日)のことを略して八朔(はっさく)と呼んで、元旦についで特別な日とされた。 旧暦八月一日は今の八月下旬から九月上旬にあたり「二百十日」「二…
8月の法話 「少欲知足」/宮本観靖
先日とあるディスカウントショップに行った時の事です。その店は大量の商品が安い値段で売られている事で有名です。 私は商品で占領されかけている通路を歩き、欲しい…
7月の法話 身延研修を終えて/日 慧
真如寺では、二年に一度の身延研修を、今年は六月一六日から一八日、二泊三日でおこなった。 初日は身延山の研修道場に着いて、まず開講式。読誦行の後、日蓮聖人の御…
7月の法話 眉は近けれども見えず/倉橋観隆
三月末の夕方、ご信者のKさん宅へお経に伺った時のことです。 「お上人さん、屋上から若田さんが見えますよ」とご主人に突然言われました。「え?」「もうすぐスペー…
6月の法話 常寂光土の足がかり/植田観肇
先月、裁判員制度が始まった。裁判官や弁護士が制度に合わせた工夫をしている様子が報道されている。 できるだけ簡単にわかりやすく事件の流れを説明するため、ワイド…