コラム 自利行と利他行

法華経茶話のⅠ部でも説明しましたが、大乗仏教の教えを実践する者のことを菩薩と呼びます。 菩薩は釈尊と同じ悟りを得るために修行をし、また、釈尊と同じように慈悲の心…

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コラム 大乗仏教の出現

根本分裂が起こって以後の仏教を部派仏教と呼びますが、その頃の仏教はあくまで個人の悟りを主な目的としていました。 しかし、大衆をターゲットにしたヒンドゥー教のわか…

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コラム 結びにかえて

これまで法華経が成立した背景について概観し、法華七喩について解説してきました。この法華七喩は、一仏乗(この世の全ての生物は悟りの境地に至ることができる)の教えを…

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良医病子喩(五)

前回説明した「理の釈尊」は、法の人格化ですから姿形は見えません。これを「法身仏」と呼びます。 『寿量品』では目に見えない法身仏の釈尊が目に映る人間の釈尊の姿とな…

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良医病子喩(四)

第二に、この比喩には二人の釈尊が登場します。それは、良薬を病児たちに残したまま旅に出て、その旅先から「死んだ」と報ずる良医の父の釈尊と、子ども達が全快したのを知…

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