法華経茶話のⅠ部でも説明しましたが、大乗仏教の教えを実践する者のことを菩薩と呼びます。 菩薩は釈尊と同じ悟りを得るために修行をし、また、釈尊と同じように慈悲の心…
コラム
続きを読む
コラム 大乗仏教の出現
根本分裂が起こって以後の仏教を部派仏教と呼びますが、その頃の仏教はあくまで個人の悟りを主な目的としていました。 しかし、大衆をターゲットにしたヒンドゥー教のわか…
コラム ヒンドゥー教の台頭
一方、祭儀のために牛を殺していたバラモン教団は、殺生禁断の仏教教団によって糾弾され都市から地方へ追われました。 しかし彼らは、この失敗に学んで牛殺しをやめ、シヴ…
コラム 仏教誕生の時代背景④
では釈尊の教えの目的とはなんだったのでしょうか。それは輪廻転生からの解脱です。 輪廻転生とは、永遠に生死を繰り返すことです。当時のインドでは、次のように信じられ…
コラム 仏教誕生の時代背景③
ガンジス川のほとりでは、農商人が牛を使って田畑を耕し大いに財産を増やしていました。 しかしそこにバラモンがやってきて、神様に供養すると言って牛を連れて行ってしま…
コラム 仏教誕生の時代背景②
高度経済成長によって豊かな人々が増加してくると、司祭者階級よりも農民や商人の力が大きくなっていきました。 そして彼らは、財力を蓄えるとともに、自由な発想を持つよ…
コラム 仏教誕生の時代背景①
さて今月から法華経茶話第二部に移ります。 第一部では法華経成立の背景に関しては概略的で部分のみの解説になってしまったので、第二部ではもう少し細かくみてきましょう…
コラム 結びにかえて
これまで法華経が成立した背景について概観し、法華七喩について解説してきました。この法華七喩は、一仏乗(この世の全ての生物は悟りの境地に至ることができる)の教えを…